安全・安心への
取り組み
品質保証の考え方
米心石川では、安全安心な製品をお客様にお届けするため、全社一丸となり衛生管理の強化に努めています。
精米と炊飯の両工場では、製造工程を細部まで分析し構築した手順に従い衛生管理を行っています。 適切な設備を整えることはもちろん、食品安全チームが作成したプログラムに基づいて衛生教育を実践し、ハードとソフトの両面から衛生管理レベルの維持向上を図っています。 また、フードチェーンの一員として、お取引先様や協力企業の方々とも密接に連携を取りながら、安全な品質の製品を安定して提供できるよう取り組んでいます。FSSC22000
精米センター(精米、無洗米の製造)、炊飯加工センター(炊飯加工品の製造)において、国際的な食品安全マネジメントシステムである「FSSC22000」の認証を取得し、この規格をベースに衛生管理システムを構築し実践しています。
FSSC22000とは国際食品安全イニシアチブ(GFSI:Global Food Safety Initiative)により承認された、食品安全の認証スキームのひとつで、食品安全マネジメントシステムの国際規格である「ISO22000」に、ISO/TS22002-1という食品衛生管理基準を追加したものです。
※ISO/TS22002-1とはISO22000で要求する前提条件プログラムの設定方法をより詳細かつ具体的に示した技術仕様書です。
原材料検査
使用する原材料は農協にて検査され、品質を保証された玄米を仕入れています。
また、受け入れ時には、水濡れや虫害のないことを確認した後、(15℃以下の)低温倉庫にて保管し、品質の劣化を防ぎます。使用前には、水分・着色粒・被害粒・未熟粒の検査を行い、最適なとう精方法を決定します。
衛生管理
入室者は、規定の入室前チェックを行い、異物持込等を防止しています。各工程では、日常清掃に加え、計画的に定期清掃を行うことによって衛生管理の維持徹底を図っています。
さらに、品質管理部門による定期的な工場監査により衛生管理レベルの維持・向上に努めています。
工場作業員の衛生管理
衛生設備
工場内をクリーン度別に衛生・準衛生・汚染区域に区別するゾーニングを採用。汚染区域から衛生区域への移動はサニタリールームを経由して入室するつくりとなっており、ローラー掛け、手洗い、エアーシャワーを通ることで、作業者や搬入物に付着した汚染物の持込みを防ぎます。
トレーサビリティ
米心石川のお米のパッケージには「ロット番号」が印字されています。
この番号から原料や加工内容の全履歴が確認できるトレーサビリティシステムを確立しています。
品質管理体制について
米心石川では「精米検査室」、「炊飯検査室」という独立した2つの検査室を設けており、安全性、おいしさの面から製品の検査・分析を行っています
品質管理検査
一般的な衛生規範より厳しい自社基準で安全性を検査。基準内で製品がつくられるよう監査とけん制を行います。精米製品は、機械分析以外に手分析や官能検査、実際に炊飯して行う食味試験などを通して品質やおいしさの監査と維持に努めています。
衛生管理の取組み
工場内を巡回する衛生監視チームを編成し、第三者の視点で、機械設備の不具合の確認や、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の取り組みへの提言など、食品安全が確実に守られるように、一歩踏み込んだ改善提案を行います。また、設備の汚染や洗浄不良を確認するふき取り検査や、製品の菌検査を行い安全な製品が作られていることを監視します。
フードディフェンス
部外者による意図的な異物混入だけにとどまらず、製品の安全安心を脅かす問題を未然に防ぐためさまざまな対策を講じています。
従業員教育の徹底
米心石川では1年を通して衛生管理に関する教育を行い、従業員の衛生に関する知識の習得と、習熟に努めています。
教育の方法は、朝礼や作業前ミーティングでの申し送りから、講師を立てた衛生講習会の実施、外部研修会への参加など多岐にわたります。
特に衛生講習会では自社社員が講師になり、実際の作業に即した講義を行い、理解度の高い講習を行います。早朝や夜間勤務の作業員も教育を受けられるようにひとつのカリキュラムに対し1日4回講習を行い、社員・パート従業員・派遣社員の隔てなく全ての従業員が教育を受けることができる体制を取っています。