2月の特集「新商品ができるまで」
米心石川の炊飯加工センターでは120品目以上の炊飯商品を製造しています。
2021年にはなんと50種類以上の新商品をリリース、新発売しました。
そこで今月は米心石川の新商品がどのようにできているのか、商品開発担当に密着しました!
★商品開発の流れ
① 商品テーマを決める
② 具材・味付けを決める
③ 試作と食味評価
④ 品質評価~発売に向けて
商品開発の大まかな流れに沿って、開発担当にお話を伺いました!
①商品テーマを決める
米心石川では、『地産地消』を軸に、できるだけ北陸の食材を活かせる商品開発を意識しています。さらにそこに『流行』や『季節感』を加え、「誰に食べてほしいか」ターゲットを明確にして、商品のイメージを膨らませます。お取引先のバイヤーさんから直接具体的なご要望をいただくこともあります。
▲ターゲットは学生・流行を意識した「キンパ」(左)、ターゲットは30代・季節感を意識した「冬の3種盛合わせ」(右)
②具材や味付け、パッケージデザインを決める
週1回行われる『商品開発会議』でテーマに沿った商品の詳細を詰めていきます。味付けや具材は現場のプロ(調理師さん)からアイディアをいただくこともしばしばあります。いろんな食品メーカーさんからサンプルを取り寄せ、味のイメージを固めていきます。同じ具材でもメーカーさんによって味付けが異なるので、複数の種類の試作品を作って実際に食べ比べることが大切です。
また、お店に並んだ時お客さんの目につきやすいように、パッケージデザインも重要です。具材や味付けと同時並行でパッケージデザインも考えていきます。
▲商品開発会議の様子(左)、『米心おにぎりかつ丼』の実際のパッケージデザイン案(右)
③試作と食味評価
具材・味付けの候補が決まったら、実際の製造現場の調理師さんに何パターンか試作品を作ってもらいます。試作品は開発担当だけでなく、さまざまな世代・性別の社員が実食して食味評価をします。出来立ての味だけではなく、時間経過した味や見た目も評価対象です。試作と食味評価を繰り返し、時間がたってもおいしい商品を目指します。また、自社製造する商品なので「製造しやすさ」も重要な評価の一つです。
▲実際の食味評価の様子
④品質評価~発売に向けて
みなさまの口に入る商品なので、安全・安心が第一です。そのため、米心石川では完成した試作品の菌検査を2回実施します。菌検査を2回通った商品だけが、実際の商品としてリリースされます。商品テーマの考案からここまで、約3~4か月ほどかかります。無事菌検査をクリアした商品は発売に向けて、営業担当がお取引のある量販店さんに実食していただきご紹介させていただいています。
▲炊飯商品の菌検査の様子
そして・・・
3/1(火)より、2022年 春の新商品が8種類発売を開始します!
詳細は改めてご紹介させていただきますが、春が旬の食材を使った商品から、食べ応えバツグンのおにぎり、お寿司やおかずのセット商品が新登場します。ぜひご賞味ください。
▲3月発売予定の新商品の一部
★次回3月は米心石川の「安全・安心」に焦点を当てたご紹介をします。お楽しみに!